もうだいぶ日も短くなり、すっかり辺りが暗くなった夕方6時半、安徳寺さまをお招きして母(前坊守)の二・七日のお茶講を勤めました。
婦人会さんたちは既に昼過ぎにはお寺に来られ、お斎の準備や掃除、その上お寺の畑に野菜の種蒔きまでして下さりおかげさまで準備は万端。
ところで、本来なら初七日に葬儀でお世話になったご近所の方をお招きするのがこの辺りの習慣なのですが、その日が門徒葬であったために今夜お招きすることにしました。
今晩お参り下さったのは安徳寺さま、ご近所の方々、総代・参与・仏壮会長・地区役員などお寺の役職者の皆さん、親戚方など総勢60名ほど。
☆誠に勝手ではありますが、三・七日以降六・七日までは毎週月曜日の夜7時半からとして、予め出欠を頂いてのお一人ずつのお斎はご用意せず、どなたでもご遠慮なくお参り頂ける様な形式に致します(お酒は充分ありますョ!)ので、ご縁の方はどうぞお参り下さいませ。
東京にお住まいで今回も日帰りの山口タイさん。朝方嬉野の旅館で弟さんのご法事を勤められる前にわざわざご挨拶に見えられました。
いつもお寺に本を贈って下さる山口さんを「おタイ婆ちゃん」と呼んで心待ちにしていた子どもたちでしたが、お会いできたのは順哉と麻衣だけ。
上の2人はそれぞれクラブがあってどうしようもなかったのですが、慶教は「絶対会いたかった!」と泣いていじける始末。ヤレヤレ…。
山口さんのご法事は父にお願いし、私は川内の石井さん宅のご法事へ。
ご主人の富雄さんは現在お寺の地区役員をなさっており、先日の門徒葬ではグランドとのピストン輸送でお加勢下さいました。
ご親戚方とお斎を頂きながらしばらく歓談していると、あら、正教寺の外交通商相が親善大使を伴ってお迎えに…。
そろそろ失礼しなければ。
母が亡くなって1人欠けた正教寺はそれでも今時珍しい7人家族。
ただでさえ汚し盛りの上、かさばる剣道着や柔道着まであって一日3回、多い日は5~6回洗濯するのですが、その我が家で何よりも大切な電化製品である洗濯機がなんと土曜日から故障中!
夜子どもたちが寝静まってからコインランドリーのお世話に…。まだ7年目の洗濯機ですが、やっぱり働き過ぎでしょうねぇ~。
母(前坊守)の往生でしばらくお休みしていた佐世保のお参りも今日から再開。
しかし、ハンドルを握りながらも何となく気もそぞろといった感じ。「四十九日間は外出を控えろ」などと耳にすることがありますが、ひょっとすると事故防止の意味もあるのかなぁ~などと考えながら移動。
それにしてもいつの間にか空はすっかり秋の雲。
彼岸花が今頃になって満開。やっぱり例年より半月ほど遅れているようです。
今正教寺の周りの畦道では赤い彼岸花が彩りを加えてまさに“里山”といった風景を演出してくれています。
これからはいよいよ稲刈りが本格化して農家の方にはしばらく忙しい日々が続くことでしょうね。
母の往生以来とにかく慌しい日々が続き、今日も佐世保から帰って今度は来月4日の夜に予定している二・七日(ふたなのか)のお茶講の準備に取り掛かることに…。
お恥ずかしいことですが、改めて今まで葬儀をされたご門徒のお宅のご苦労を知らされる毎日です。
ふぅ~っ、何だかいろんなことが頭をよぎりますがこうしたのどかな景色には何となく癒されるようです。
“死にたりて 人来て大根 煮炊き始む”
当初お斎はしないようにしていましたが様々な事情で葬儀が11時からとなり、やはり用意していた方が…ということになり急遽婦人会の方々が準備して下さることに。
佐賀教区教務所長さま、導師の安徳寺さまをはじめ組内のご住職方全員のご出勤を頂き葬儀が開式。
司会進行を證誠寺若院さん、会係(えがかり:法要儀式の進行のお手伝い)を専立寺さん永正寺さんが勤めて下さいました。